みけねこ
朝の日差しのなか、日向ぼっこをしているねこ。
こちら三毛猫さんです。
こいつも目付き悪いです。
黒、赤(茶色)、白の三色の毛色だから三毛猫。
黒と赤の二色なら二毛。
三毛猫と言えば、オスの産まれる確率が低いことから、航海の無事を守る験担ぎとして昔は船に乗せたという話が有名ですね。ネズミとりの役目も持っていたのでしょうか。
そのくらいオスが少ないので、目付きが悪くてもきっとこのネコもメスでしょう。確認してませんが。
三毛猫にオスが少ないのは、赤の色素の遺伝子がX染色体にしか無いからだそうです。
黒の上位遺伝子である赤の・・・的な遺伝子の話がしたいところですが、長くなるので今回のところは割愛して…
要するにオスは茶トラか黒猫のどちらかに決まってしまうのですが、それに対してメスは赤が発現する遺伝子と黒が発現する遺伝子を両方持つことができ、そういうネコは体の場所によって赤と黒のふたつの色が出る=二毛になる、という法則だそうです。生物の神秘。
それじゃ二色じゃねーかと思われますが、からだの下のほうが白になる遺伝子(白猫とはちがう)が加わって三色になります。
なので、
ホワッツマイケル → 赤が発現する遺伝子を持ったオス
三毛猫ホームズ → 黒と赤両方発現する遺伝子を持った多分メス
という感じです。
まれにオスでも黒赤二毛を持って産まれるネコがいるらしいのですが、確率が低いためオスの三毛猫は少ないんですね。
オスは茶トラか黒猫のどちらかと単純ですが、メスはそこまで簡単ではないということですね。男のほうが単純なのは、どうやらネコも人間も同じようです。
ちなみに白猫の遺伝子は最強で、黒も赤も隠して白猫になってしまうようです。
マイケルよりもポッポの遺伝子の方が強い。